腰痛に悩んでいる方へ!腸腰筋アプローチと「身体のニュートラル化」で根本改善を目指そう】
腰痛に悩んでいる方へ:腸腰筋アプローチと「身体のニュートラル化」で根本改善を目指そう】
こんにちは、東洋堂接骨はり灸院です。
みなさん、日々の生活の中で「腰が重いなぁ」「長時間座っていると腰が痛い」と感じたことはありませんか?デスクワークが多かったり、長時間同じ姿勢でいる方にとって、腰痛は切っても切れない悩みです。
今回のブログでは、腰痛改善のキーポイントとして注目される「腸腰筋(ちょうようきん)」へのアプローチについて、より詳しく掘り下げてみたいと思います。さらに、「身体のニュートラル化」という考え方を取り入れた施術法、そしてあまり知られていない「お腹側からの手技」のお話もご紹介します。
腰痛の影に隠れたキーマッスル「腸腰筋」って何?
腸腰筋は、大腰筋と腸骨筋という2つの筋肉が合わさった総称で、背骨・骨盤と太ももの骨をつなぐ、いわば上半身と下半身を橋渡しする大事な筋肉です。日常動作、たとえば歩く、座る、立ち上がる、といった何気ない動きに関わり、体幹の安定や骨盤の位置調整にも欠かせません。
しかし、現代人はデスクワークやスマホ操作などで前かがみ、座りっぱなしが当たり前。これが腸腰筋を縮こまらせ、骨盤を前に傾け、腰骨(腰椎)に大きな圧力をかけてしまいます。その結果、慢性的な腰痛や腰回りの張りが生じやすくなってしまうのです。
「身体のニュートラル化」とは?
当院では、施術の際に「身体のニュートラル化」というコンセプトを大切にしています。ニュートラル化とは、簡単に言えば、骨格・筋肉がもっとも自然で負担の少ない位置に戻ることを目指すこと。
- ニュートラルな状態=楽な姿勢
無理に姿勢を正そうと力んで背筋を伸ばすのではなく、筋肉や関節に余計なストレスがかからない自然な状態。
ニュートラルな身体は、背骨が理想的なカーブを描き、骨盤が正しい角度で収まり、腸腰筋をはじめとする筋肉がスムーズに働いてくれます。これにより、動作が軽くなり、痛みも和らぎやすいのです。
腸腰筋への効果的アプローチ:実はお腹側からも狙える!
腸腰筋への施術と言うと、多くの方は腰回りや背中側からのアプローチをイメージするかもしれません。しかし、腸腰筋は体の深層部にあり、腰側からは骨や他の筋肉が邪魔をしてダイレクトに触りにくいのが現状です。
ここで注目していただきたいのが、「お腹側から腸腰筋にアプローチする手技」です。
お腹側からの手技の流れ
- 腸腰筋の状態を確認:
ベッドに仰向けになっていただき、下肢の運動から腸腰筋の評価を行います。 - 呼吸とともに腸腰筋をゆるめていく:
お腹側から腸腰筋にアクセスします。患者さんにはリラックスして腹式呼吸をしていただき、息を吐くタイミングでじわーっと筋肉がほどけていくのを感じてもらいます。筋肉や膜が少しずつ緩み、血流が改善されることで、深い部分の張りも解消しやすくなります。 - 骨盤・脊柱(背骨)のアライメント:
腸腰筋が緩んだ後、骨盤や背骨が正しい位置に戻りやすくなっています。ストレッチを行うことで、身体のニュートラル化に近づけていきます。
お腹アプローチのメリット
- ダイレクトに腸腰筋を緩められる
- 血流やリンパの流れを促進し、筋組織の回復をサポート
- 内臓や腹部の膜(ファシア)もリラックスし、自律神経のバランス改善にも期待
ご自宅でできる腸腰筋セルフケア
施術とあわせて、日常でもケアを続けていただくと効果が持続しやすくなります。
1. 腸腰筋ストレッチ
- ランジストレッチ:片膝をつき、反対脚を前に踏み出して前後開脚姿勢をとります。上半身を起こして、後ろ脚の股関節付近がじわっと伸びるよう意識します。30秒ほど、呼吸を止めずキープすると◎。
- 仰向けストレッチ:仰向けになり、片膝を胸へ抱え込み、反対脚は伸ばしたまま床に置きます。これで腸腰筋が軽く引き伸ばされます。
2. 軽いトレーニング
- レッグレイズ:仰向けで足を伸ばし、ゆっくりと足を上げ下げします。下げる際には床ギリギリでとめ、腸腰筋と腹筋群をしっかり使うイメージで。反動をつけず、ゆっくり行うのがポイント。
まとめ
腰痛でお悩みの方は、ぜひ腸腰筋に注目してみてください。
「身体のニュートラル化」を目指した腸腰筋アプローチは、単なる痛みの緩和にとどまらず、身体本来の機能を取り戻すお手伝いになります。
お腹側からの手技アプローチを取り入れることで、普段はケアしづらい深層筋や内臓周辺にも働きかけ、より根本的な改善が期待できます。腰痛の元となる歪みやアンバランスを解消して、より軽やかな身体、楽な日常を手に入れてみませんか?
もし腰痛にお困りでしたら、お気軽にご相談ください。私たちと一緒に、痛みのない「ニュートラルな身体」へと一歩踏み出しましょう。
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