冬の養生
冬の養生のテーマは休むです。
この時期の休養が春を元気に迎えるには不可欠です。気温も低く日も短いですから体を動かす陽気は不足がちになります。冬の養生は陽気を消耗しないよう守りながら、陽気を養う行動をします。
冬の厳しい寒さはそのまま「寒邪」となって悩ませます。寒邪の特徴はなんといっても痛みです。腰痛や神経痛など、寒い時期は特に痛みを感じやすくなります。また寒さから転じて発熱を起こすこともあります。厳しい寒さから身を守ることが重要になってきます。
汗をかき過ぎない
発汗は熱や陽気を発散する行為です。陽気が不足がちな冬の間は汗をたくさんかくようなことには注意しましょう。半身浴、サウナ、ホットヨガ、激しい運動等冷えを改善する目的で行っている場合要注意です。しんどく感じるならお休みするか心地よい程度に調整しましょう。

冷たいもの、生ものは控える
冷たい飲食物を取ることは、体を内側から冷やすことになりますからこの時期はなるべく控えましょう。また生野菜や生ものなどもあまり多くとらないようにして温かい鍋物や、根物の野菜などを食べて体を温めるようにしましょう。

家でも温かい服を着る
寒さからくる寒邪を防ぐ簡単な事は温かい服を着ることです。最近は保温性に優れた服が簡単に手に入ります。汗をかいてしまうくらいだとやり過ぎですが、部屋の中でも油断せず着込んでください。

ゆっくり休む
夜早く寝て朝はゆっくり日が昇ってから起きるようにすることが冬の睡眠の秘訣です。体の生理反応としても冬は日照時間が短くなりますから春夏に比べると睡眠時間が長くなります。自然と同じでゆっくり休んで春を元気に迎える力をためましょう。

日光浴をする
冬に陽気が不足するとゆううつになったり、日中でも眠くなったり出不精になったりといったことが現れることがあります。お日様は陽気の塊ですから陽気を補うためにも冬の間隙あらば日光浴をしましょう。
