腰痛予防
季節の変わり目になると突如、腰に痛みが出ることが多いと思います。
腰痛とは・・・
一般的に触知可能な最下端の肋骨と殿溝の間の領域にある痛みが腰痛と言われています。
腰痛を有する患者数は多く、日本人の中で男性は第一位、女性は第二位を占めます。
(令和元年国民生活基礎調査)
腰痛の原因
- 不活動性
動かないことに よる血流障害や,感覚異常で生じる皮膚・関節・
骨格筋に表れる痛みで,特に不動状態から動くときに痛みを
発するものであり、運動障害,過度の安静,加齢に 伴う筋力低下など
活動性の低下や身体の不動に伴う痛みです。
抵抗運動と有酸素運動が関節軟骨・靭帯・腱に対して有益な効果をもたらし、疼痛緩和や予防が
できます。
- 喫煙
喫煙によって軟骨終板を介して椎間板への栄養補給阻害、酸素運搬能力の低下による
身体的フィットネスレベルの低下、咳嗽発作による椎間板内圧の増加による。
- 労働環境
重機や掘削機使用時の振動によるコラーゲン組織の疲労性破綻の促進、看護師や介護福祉士などの
患者介助時の体幹回旋と前屈動作の複合運動による椎体間関節、椎間板への過剰負荷によるもの。
- 心理的要因
職場での評価、人間関係や不安などが症状への影響を及ぼすとされています。
その他、「ずっと治らない」といった情報などに対するネガティブな感情や恐怖心が症状を誘発され、機能障害が生じ痛みが 増悪し悪循環となります。
心理的要因には、運動療法などで良好な効果的となります。
正しい情報などで過剰な不安を取り除き痛みに対する楽観的な対応から回復へ繋がることが出来ます。
運動療法の一例
背中を背もたれにつけたまま片脚を持ち上げ10秒キープする。朝昼晩左右交互に5~10回行う。
腹筋と脚のトレーニング
うつ伏せに寝た状態から両肘をつきその姿勢を30秒保つ
(毎日10秒ずつ増やし3~5分保つことを目標にする)
是非、お試しください!