気胸とは?その原因と治療について
こんにちは!今日は、『気胸』という病気についてお話しします。気胸とは、肺が破れて空気が胸腔内に漏れ出し、肺がしぼんでしまう状態のことです。突然の胸の痛みや呼吸困難を引き起こすことが特徴です。
気胸の原因
気胸には主に「自然気胸」と「外傷性気胸」があります。自然気胸は、特に外傷がないのに突然発症します。これは、肺の表面にできた小さな空洞が破れることで起こりやすく、特に「背が高く細身の若い男性」に多いとされています。
一方、外傷性気胸は、「事故やスポーツでの外傷」、胸に強い衝撃を受けた際に発生します。肋骨が肺を傷つけるなどの外的な要因が関わるため、スポーツをされる方は特に注意が必要です。
気胸の症状
気胸の症状としては、「突然の胸の痛み」と「呼吸困難」が代表的です。痛みは深呼吸や動作で悪化することが多く、場合によっては肩や背中にも違和感を感じることがあります。軽度の気胸では症状が軽いため見過ごされることがありますが、重症の場合は呼吸が困難になり、緊急対応が必要です。
気胸の診断と治療
気胸は、「胸部X線」や「CTスキャン」で診断されます。軽度の気胸は自然治癒することもあり、安静にして経過観察が行われますが、症状が重い場合や肺が大きくしぼんでしまった場合は、「胸腔ドレナージ」という方法で、胸に管を挿入して空気を排出し、肺を元に戻します。再発を防ぐための手術が必要な場合もあります。
接骨院でのサポート
接骨院では、気付かぬ間に痛めたかな?と思い気胸の状態で来院される方もいらっしゃいます。気胸そのものの治療は行えませんが、気胸後の体のバランス調整や、手術後の回復をサポートすることが可能です。呼吸がしづらい状態が続くと、肩や背中に負担がかかりやすく、姿勢が崩れてしまうこともあります。当院では、姿勢の改善や全身のバランスを見て治療し体全体の回復をサポートしています。
気胸を経験された方や、胸の違和感にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。