【首・肩・腰・膝の不調、実は “浮き指” が原因かも？NHKでも取り上げられた ”浮き指” に関して解説とケアの紹介】
〜足元のゆがみが全身のバランスに与える影響とは〜
こんにちは、東洋堂接骨・はり灸院です。
「どこに行っても痛みが繰り返す…」
「姿勢や骨盤を整えても、またすぐに元に戻る…」
そんな方に多く見られるのが――
“浮き指（うきゆび）”の状態です。
今回は、首・肩・腰・膝などの慢性的な不調と“足指の使い方”との関係性を、解剖学的に解説しながらご紹介します。
■ 浮き指とは？
浮き指とは、立っているときに足の指（特に母趾・小趾）がしっかり地面に接地していない状態をいいます。
■ 健康な足に必要な「3点支持」とは？
本来、私たちの足は以下の3点で体重を支える構造になっています。
✅ 踵（踵骨）
✅ 母趾球（第1中足骨頭＝MP関節）
✅ 小趾球（第5中足骨頭＝MP関節）
この「3点支持」がしっかり働いていると、体の重心は安定し、歩行や姿勢も正しく保たれます。
しかし、浮き指になると母趾球・小趾球が浮いてしまい、踵に過剰な負荷が集中。
この結果、姿勢の崩れや関節の負担へとつながってしまいます。
■ 浮き指が引き起こす全身への影響（解剖学的視点）
🔸 足趾の筋力低下
足の指が使えないと、
- 長母趾屈筋
- 長趾屈筋
- 足底筋群
が働きにくくなり、姿勢を支える基盤が不安定に。
🔸 アーチ構造の崩れ → 骨格バランスの乱れ
足指が接地しないことで、
- 内側縦アーチ（偏平足）
- 横アーチ（開張足）
- 外側アーチ（過回外）
といった足の土台が崩れ、膝・腰・背骨にまで負担が波及します。
🔸 重心のズレ → 猫背・反り腰・頭部前方変位
浮き指によって後方重心になると、
- 骨盤が後傾し、腰に過剰な伸展負荷
- 背中が丸まり、肩こり・頭痛へ
- 頭が前に出て、ストレートネックに
➡「足元のゆがみが全身をゆがませる」典型的なパターンです。
■ こんな症状がある方はチェック！
- 首・肩こりがひどい
- 腰が常に張っている
- 膝が痛くて階段がつらい
- 姿勢が悪いと言われる
- 外反母趾／開張足がある
- 靴底の減り方が左右で違う
➡ 浮き指による「支持力の不安定さ」が原因かもしれません。
■ 当院のコンセプト：
体の“ニュートラル化”は足元から始まる
「肩がこるから肩を揉む」
「腰が痛いから腰だけ治す」
それでは、根本改善にはつながりません。
“体がゆがむ理由”は足元にある――
これが私たちの考える【体のニュートラル化】の出発点です。
■ 東洋堂の施術アプローチ
① 足の3点支持を評価
- MP関節の接地状態
- 足趾の筋力・可動性
- 重心の位置を立位・歩行で評価
② 足趾・足底・足関節の機能回復
- 足底筋膜／屈筋群のリリース
- 距腿関節・ショパール関節のモビライゼーション
- 足指のグーパー訓練・タオルギャザー
③ 骨盤〜背骨までの連動調整
- 後方重心を修正し、体幹の安定性を取り戻す
- 骨盤・股関節の位置を整えて「軸」を再構築
④ ケアのアドバイス
- 各足の指を前後に伸ばすことをお勧めします！「伸びてるな」と感じる強さで行ってください！痛みが出るほど伸ばす必要はありません！
■ まとめ
✅ 浮き指は“足だけの問題”ではなく、全身に影響する
✅ 3点支持（踵・MP関節・足指）が崩れると、首・腰・膝まで痛みの連鎖に
✅ 東洋堂では「足元から全身を整える」ニュートラル化施術を実践しています
📍「いろんな部位が痛くなる」
📍「姿勢を整えてもすぐ戻る」
📍「足指が浮いている気がする…」
そんな方は、ぜひ一度“足元の評価”から始めてみてください。
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