こむら返り(足がつってしまった)
ふくらはぎや足の指や土踏まずの筋が急に突っ張る現象を
「こむら返り」と呼んでいます。
原因 汗をかいてミネラルが失われたり、体が冷えて血行が悪くなったり、疲労物質がたまったりすると、筋肉が誤作動を起こし、こむら返りにつながると考えられています。
特に中高年層に多く見られます。
また、妊娠中の女性もミネラルバランスが崩れたり、腹部が下半身を圧迫して血行が悪くなったり、体重増加で足に負担がかかたりといった理由で、こむら返りを起こしやすいといわれています。
対処方法
*こむら返りになった時は痛みで慌ててしまうので一度練習をしておくといざとゆうときに落ち着いて出来ると思います。
①膝を伸ばしたまま座り、つった方の足の爪先をつかんで、ゆっくりと手前に引っ張る。
②アキレス腱を伸ばす要領で足を前後に開き、つった方のふくらはぎをゆっくりと伸ばす。転ばない様にどこかにつかまってください。
③ふくらはぎ全体をほぐすようにやさしくマッサージする。
④患部をお湯や蒸しタオルなどで温める。
自分で出来るものを選んでやってみてください。 また漢方薬の芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)も即効性が高いと言われております。薬局や病院で相談してください。
予防
①水分・ミネラルをこまめに補給
汗をかくとミネラルが失われ、こむら返りが起きやすくなります。
スポーツドリンクなどを飲み、水分・ミネラルを補給しましょう。
夜中にこむら返りが起こりやすい人は、就寝前に水分補給をしましょう。
人間は睡眠中にもコップ1~2杯分の汗をかくので
知らぬ間に脱水気味になっている ことがあります。
②体を冷やさない
冷えは筋肉を収縮させてしまいます。だんだん暖かくなってきましたが
「素足は避ける」「パジャマは長ズボンタイプを選ぶ」「ひざ掛けを常備する」
などしてください。
③湯船に浸かる
入浴時はシャワーだけですませるのではなく、湯船に浸かって体を温めましょう。
湯上りにふくらはぎをやさしくマッサージするのも効果的です。