テン十字グループには『新人指導書』という文書があります。
これを元に新入社員の指導を行うのですが、この文書、実は、創業当時からの経験や対策、教訓を綴った様々な文書を束ねたものなんです。
近年ではワープロソフトなどを用いてキチンと清書された文書になっていますので、最近入職したスタッフは言われないとわからないと思いますが、以前はコピーしたものが綴じられていましたので、ページごとに手書きだったりワープロ打ちだったりと様々な文書が集められたものだということがひと目でわかりました。
この新人指導書はテン十字グループが創業してから何か壁にぶつかったり、経験をするたびにその後の対策を考え文書にして残してきたもので、テン十字グループのコモン・ローとも言えるもので、テン十字グループの歩みのいろんなことが詰まっています。そんな新人指導書を読み、テン十字グループという企業の歴史や想いに触れるところから新人研修は始まります。
4月の1ヶ月は合同で研修を行います。
合同新人研修では、現場を離れて研修を行う『OFF-JT』と現場にて実務を行いながら研修を行う『OJT』を組み合わせて行います。テン十字グループでは基本的に入社時に配属先が決まっていますので、OFF-JTは研修施設、OJTは各自の配属院で行います。
OFF-JTでは、台東区東上野にある事務所や休日の治療院を使って座学や手技練習、ロールプレイを用いた院内オペレーション訓練などを行います。OFF-JTで学んだことをOJTで実践し、出来たことや出来なかったことをOFF-JTに持ち帰って再度訓練し、またOJTに臨む。そのような形で合同新人研修は進んでいきます。
5月からはOJTメインで新人研修は行われていきます。これは古くからテン十字グループで行われてきた教育指導スタイルで、配属院において院長や先輩スタッフから指導を受けながら、より実践的に実務に即した施術技術や職務スキルを身に付けていきます。
合同新人研修は4月入社の新卒者が対象になりますので、中途入職者の場合は各配属院にてOJTメインで研修を受けることになります。