施術資格の多様性

テン十字グループの院では『接骨鍼灸マッサージ院』と称することが多くありますが、この呼称は実はその院で行われている治療をあらわす通称です。ではこの『接骨鍼灸マッサージ院』という名前の意味するところとはどんなことなのかを説明します。

『接骨』は昔から『ほねつぎ』などの言葉で親しまれてきた柔道整復師が業として行っている施術分野をあらわしています。

『鍼灸』は はり(鍼)師・きゅう(灸)師が業として行っている施術分野をあらわしています。

『マッサージ』は一般的に”リラクゼーション””もみほぐし”の意味で広く用いられることも多い単語ですが、国家資格である『あん摩マッサージ指圧師』が行う施術分野のことを指しています。

『ボディケア』は前述の意味として用いる『マッサージ』と区別するため、特に自費治療におけるボディメンテナンスやリラクゼーション・もみほぐしを目的とする施術を指しています。

『訪問施術』は『訪問マッサージ』の名称で使われることが多いですね。
これは患者様のご自宅やご入居されている施設の居室まで出向いて施術を行う、出張・訪問による施術のことです。その昔、通院されていた患者様が通院困難になってしまったときに往診として出向いたことが始まりでした。始まりはゴールドプラン*が提唱されるずっと以前のことでした。今現在も多くの院から通院困難な患者様のご自宅やご入居されている施設へお伺いして施術を行っております。一部、機能訓練指導員として従事しているケースもあります。

テン十字グループの院では、一つの院でこれだけ多様な施術を提供しており、異なる資格者の異なる視点・異なるアプローチを共有し、連携することによって、多様な視野を持つ施術家を生み、より一層、多様な患者様のニーズに応えることが出来るようになります。

また、同グループ内に医療法人社団があり、整形外科を2院運営しています。
後述しますが『医接連携』の下で人材交流や教育連携等を行っています。

※『柔道整復師』『はり師きゅう師』『あん摩マッサージ指圧師』は国家資格です。

「ゴールドプラン」は高齢化社会に備えて、厚生省と大蔵省と自治省の合意で1989年に策定された「高齢者保健福祉推進10ヵ年戦略」の通称 。by wikipedia