配属先が決まる3つのポイント

テン十字グループでは入社するスタッフの配属先を入社前に決定します。
配属先がわからないまま入社することになるのはスタッフにとって非常に不安なことです。また、受け入れる院にとっても事前にどんなスタッフが入ってくるのかを知っておくことで、メンターを決めたり、育成計画を決めたりすることが出来るメリットがあります。

では、配属先はどのように決まるのかをご説明します。
明確に規則として決まっているわけではありませんが、これまでの長年の積み重ねで次の3つのポイントで総合的に決定しています。

  • 通勤可能圏であること
  • 資格配置の都合
  • 本人の希望

① 通勤可能圏であること

通勤時間が公共交通機関を利用して概ね1時間程度で通える範囲を上限として、その範囲内にある院を候補として検討します。ちなみに、通勤交通費に支給上限を設けているのも遠すぎる通勤をさせないための抑止策です。長時間の通勤で体力を浪費して患者様の施術に使う体力が不足してしまえば本末転倒ですからね。

中には院のある地域に住んでいて元々院のことを知っていて志望してくれるケースもありますね。そういった場合は遠距離通勤のリスクはあまりないでしょう。ただ、あまりにもご近所さんばかりの環境で働く場合は公私の区別が付きにくくなるので敢えて少し離れた院に通って頂く場合もあります。

② 資格配置の都合

テン十字グループの院では、柔道整復師、鍼灸師(はり師きゅう師)、あん摩マッサージ指圧師、整体師、セラピストなど様々な資格のスタッフが働いています。そのため、院によっては、そのときに必要としている資格者が違っている場合があります。

例えば、ある院では『柔整師は充足しているが鍼灸師を補充したい』という場合があります。そのような院に柔整師が応募してくれても希望には沿えない場合があります。そんなときには、通勤可能圏内にあって柔整師を必要としている別の院を案内し、そちらで入職してもらう、という対応をさせてもらうケースもあります。

※社内の人事異動で資格配置に変動があったりすると必要とする資格者が変動することがあります。

③ 本人の希望や相性

「本人の希望」といってもその院が自分にあっているか?と聞かれてもわからないですよね。これは私たち人事担当が見学や面接の機会を通して本人と話をしていく中で聞き取ったり感じたりした「将来的にやりたいこと」「施術家としての志向性」「性格的な相性」などを考慮して院を検討するということです。

たとえば、テン十字グループの院には路面店・インショップ・スポーツクラブ併設院といった出店形態の違いがあります。学生時代に部活をしていて近所の接骨院に通っていた。そこでお世話になった先生に憧れてこの業界に入った。そんな学生なら地域密着型の街の接骨院である路面店タイプが向いてるでしょう。外傷治療も興味があるけど、肩こりや急性腰痛などの軟部損傷の処置からリラクゼーションなどといった日常的な体の痛みや辛さに悩んでいる患者様のケアをしたい!と考えている学生ならインショップタイプの院がおすすめです。

出店形態については別項目にて説明しています。

また、比較的に内向的な性格の学生なら温厚で支援タイプの先輩がいる落ち着いた雰囲気の院がいいでしょうし、明るく元気一杯で声がデカい!みたいな学生ならスタッフ数が多く・活気があって賑やかな院がいいでしょう。

テン十字グループでは、これら3つのポイントを総合的に考慮して配属院を決めています。