統一性 と 独自性

『グループ院』『多店舗展開』『チェーン展開』、などというと院名(屋号)やイメージカラー、内外装から施術メニューに至るまで、徹底して統一しブランド化するのがセオリーです。しかし、テン十字グループの院は院名がバラバラ。※一部、共通の屋号を使いブランディングしている院もあります。

その理由は、新規の店舗を開院することも業務上の貴重な経験だから。

テン十字グループでは、新規開院にあたっては、院名から出店コンセプト、メニュー構成など様々なことを開院する院を担当する院長と経験豊富なスタッフで話し合い、資金運用や収支計画を立て、一つ一つ構築していきます。

業務効率だけを考えれば、屋号を統一し、内外装を共通化し、共通のメニューで、専門の立ち上げスタッフがテナントの市場調査から出店手続や業者の手配、工期と進捗を管理して可能な限り短い期間で効率良くコストを極力抑えながら立ち上げる、ということになるのでしょう。

しかし、新しい店舗を立ち上げるとなると、施術所の出店にまつわる法制度の確認や保健所への手続き、内外装業者への発注や相見積もり、電療器材の購入や資材備品の調達、近隣にある他店のコンテンツや料金相場・・・・などなど、既に出来上がっている店舗で働いているだけではあまり意識しなくてもいいような事をたくさん考えなくてはなりません。

テン十字グループには将来の開業を夢見るスタッフも少なくありません。だからこそ、接骨院にまつわる学びはどんなことでも経験させたい。『開院する時ってこんなことやるんだ』『こんなこと考えなくちゃいけないんだ』、そういうことを実際に経験するからこそ、院の成り立ちを理解し、地域に根差した院づくりが出来る人材を育てることが出来るのです。このような人材育成方針には弊社代表の『この業界で一生食べていけるようにしてやりたい』という想いがたっぷりとしみ込んでいます。

もちろん、院ごとに地域性などを考慮したメニュー設定などをしていくと、院によってやっていることがバラバラ・・・、ということになりかねませんが、そこはグループ院としての強みである教育体制や技術の伝播によって、どの院でも一定水準の技術力や対応力を保てるように努めており、標準的な施術を出来るようにした上で院の”個性”として+α(プラスアルファ)な施術として提供しています。中には院ごとの個性を楽しんで複数の院に通って下さるコアな患者様もいらっしゃいます。